先染めの織物では国内70%のシェアを誇る「播州織」の産地です。
この地域で織られる先染めの生地はシャツ地、ジャガード、平織りなどにとらわれず「播州織」と呼ばれるそうです。
お伺いしたのは2社、
以前より弊社で縫製をさせていただいている「島田製織株式会社hatsutoki」様も西脇にあるのですが、
担当者の方がイベントということで今回はお伺いできませんでした。
それでも他の2社様も「濃い」。。。笑
1社はKondo Factory 様、
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社長が本当に面白くて、
現在のアパレル業界にやはり危機感をお持ちでした。
Kondo factory 様は生地の製造、製品の販売だけではなく、
デザイン会社までしています。
だから小ロットからでもオリジナルデザインの生地を製造、販売してくれます。
そして中でもとても話が弾んだのが、
「村を作りたいですね」というお話、
新しくて、面白くて、誰かのためになるものという軸があれば、
なんでもやろう!
という素敵な心意気で生地作りから、村づくりも考え、
実際に実践しています。
ITが発展して空中戦になりがちな仕事(業界)の中で実際に「手」を動かして、
地元に根付いた活動をされていることにとても感銘を受けました。
2番目にお伺いしたのは知る人ぞ知る究極とも言える機屋さん。
「大城戸織布」様
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まず驚いたのは到着した際にお迎えに来てくださった方、
「初めまして!僕は2番目の弟子です」
弟子?
そして社長にお会いさせていただいて第一印象
「めっちゃ怖そうな職人さん」
でした。(すみません笑)
しかしお話をさせていただいているととても芯のある方で、
「うちには従業員はおらん、弟子だけや、俺のやることを全部覚えさせる」
とのこと、
さらにお話しさせていただいていると、
「大手メーカーの仕事は儲かるかもしれんけど面白くない、それより実際にデザイナーがきて、直接話して、どんな生地が作りたいか話す、納得が行ったら1mだけでも作る、ほんまにこだわったものが作りたい」
とのことでした、
本当に心の底から改めて「職人さんってええなぁ」と思いました。
こんな素敵な職人さんたちと一緒にものが作れたらどれだけ素晴らしいやろう。。
と、
そして、実際に生地を見せていただいてびっくりしました。
「定番はほとんど持ってない」
とおっしゃっていた通り、ほとんどの生地がオリジナル、そして素晴らしい。
詳しくは書きませんが「日本でこれはここだけ」がいくつもありました。
デザイナーと一緒に生地を開発して、
そしてその新しい生地が「定番」になっていくんですって。
こんな素敵な生地を小ロットから作ってくれるわけですから、
それはそれは素晴らしいですね。
その後お弟子さんともお話しさせていただきましたが、
弊社で縫製をさせていただいているデザイナーさんもOKDさんの生地を使われているとのことで、
話が盛り上がり、NHKに出ていたのも見てくださっていて、本当に楽しかったです。
目当ての生地も見つかりました。
今回、
突然の申し出でも嫌な顔せずお話をお伺いさせていただいた、
近藤社長
大城戸社長
笑顔でご挨拶いただいたスタッフの皆さん、
ほんまにありがとうございました。
僕たちはこういう日本の誇れる職人さんたちとほんまにこだわったものづくりを行い、
それを本当に好きな人に、
世界に発信できるよう、頑張って行きます。
合同会社ヴァレイ
代表 谷 英希