今日はスイスからのお客様Sarah Jane様がご来社いただけました。
着物をリユースし、海外向けに商品を展開していくんだそうです。
実はヴァレイは英語で服づくりもできるんです。(えっへん)
そんなSarah さんは日本の「Mottainai」の文化に魅力を感じているのだそうです。
日本はとても素晴らしい文化を持っています、それは国内から見てももちろん海外から見ても魅力的な文化です。
しかしそれをうまく活用できていなかったり、頑固になるせいでその魅力を発信することができなかったり、
とても「もったいない」ことになっています。
特に日本人は元来より自己主張が苦手ですからね。
縫製業界も同じようなことが起きていると僕は考えています。
ヴァレイは現在「ヴァレイ君の友達100人計画」を実行中なのですが、そんなヴァレイ君の友達たちの(協力工場さん)の中にはとても素晴らしい技術をお持ちですが業界独特に悪循環などによりその技術を使うことができず日の目を見る前に引退してしまう職人さんたちがたくさんいます。
私たちの使命はその職人さんたちにもっと活躍してもらうこと、そしてそのものづくりの精神を次世代へつないでいくことです。
私たちの服づくりは何だろう。
そうずっと考えていましたが答えは本当に足元に落ちていました。
私たちのコアヴァリューの中に共存「Coexistence」というものがあります。
僕はヴァレイを興した時からずっと職人さんに「スーパーマンはいらない、チームで動こう!」そう言い続けてきました。
たとえ人の1.5倍動ける人がいても2人には絶対に勝てませんし、ましては大きなプロジェクトやミッションになればなるほどチーム力こそが力を発揮します。
だからこそチームで動こう!
そう決めています。
そんな僕自身が「ヴァレイを成長させよう!」とばかり考えていました。
しかし本当に必要なのは「この業界自体を盛り上げる」ということなんだと改めて気づきました。
もちろんそんなことはわかっていてよく口でも「縫製業を何とかしたい!」って言ってたんですが、
本当に意味で何とかすることは「強い会社を作って引っ張っていく!」という意味もあるし、
「できないことは助け合って進んでいく」
ということもあるんですね。
それを忘れていました。
僕たちの服づくりは一人ではできません。
たくさんの人たちに支えられているから1着の服ができるんです。
そしてそれが次世代へ繋がり、文化になります。
日本の服づくりの文化を絶やしちゃダメです。
よし、
今日も頑張っていこう。
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